MITのダニエル・キム教授の「組織の成功循環モデル」に関して、先日、知見者よりご教授願いました。これはなかなか味わい深い。感動しました(モデルはこのへんも参考に)!
簡単に言うと下記のサイクルです。
・・・→「結果の質」→「関係の質」→「思考の質」→「行動の質」→・・・
結果が良ければチームの関係が良くなり、思考も良くなり、行動も。。逆に、結果が悪ければ、関係も悪くなり・・という悪循環するというものです。これは会社内・スタートアップで双方に味わい深いです。
スタートアップでの組織の成功の循環モデルを考える
多分、スタートアップは成長をしていれば、ある意味うまくいくのだと思います(ベンチャー関係者必読「スタートアップが急成長を目指すべき理由」)。特にゼロ→イチのときですね。問題になるのは。
という状態ですね。ここで、助け合えるか、CEOや経営陣がビジョンを出せるか、空元気でも絶対未来を否定しないか、など、色々な厳しい状態が続きますね。正直、成長さえしていれば、真逆です。但し、個人的には成長による「起業の大敵、自信の向こう側にある「過信・慢心・傲慢」」もあるので、成長しているときこそ「怖い」と経営者は思う必要があるとは思います。
会社内組織で成功の循環モデルを考える
多くの会社で見られます。特に日本には成長が止まった会社が多い。これは「結果の質」が悪く「関係の質」が悪くなり(組織間の壁、責任放棄など)、「行動の質」もよろしくない(給料は出るので批判だけしている人が多いとか)というところです。多分、この悪循環に「思考の質」が内向きで悪循環が断ち切れない会社をたくさん見ます。
ここで、トップが変わって大鉈を振るうのか、あるいは、ボトムアップもありえますが、内部だけで変えるのは難しいかも知れませんね。。
思考の質には「幅」が必要かも知れません。違った見方、違った角度など、オープンイノベーションとまでいかなくても、もっと、日本企業の多くは外部の人と委託先という上下関係の「グループ」ではなく「チーム」として("真のチーム”がないから、日本は勝てない)関係を創ることを本気で進めたほうが良いかも知れません。
今の日本には真のチームが必要