日本の地域格差を国際的に比較してみます。
地域創生の議論がありますが、まずはマクロ的な定量部分を確認しておこうと思います。
韓国は日本よりも地域格差が烈しいと予測されます。この記事は
こちらに。下記は地域格差の国際比較であるが日本は諸外国に比べると格差が少なくなっています。中国の1/3程度になります。

次に
都市化率の話があります。都市化率に関しては日本は過去に非常に高かったようですが、近年は低下しています。東京自体が都市化していることに関しての経済効果もあるので必ずしも「
東京」を分散させることは良くないかもしれません。都市化自体には
肯定的なイメージもあります。
ここにみずほ銀行さんの日米の地域経済分散に関しての資料があります。日本に比べて米国では産業が地域に分散しています。もちろん国土的な広さが全く異なりますので、単純な比較はできませんが「
東京を分散」することは得策ではない気がしますが、地方で事業創造すること自体は問題ないかと思います。
過去に世界シェアの高い部品メーカに勤めておりましたが、特に「東京」を意識することはありませんでした。滋賀県に大きな事業所があったのですが、送り先は世界中。
全く東京である必要性を感じなかったのです。
さて、先ほどのみずほ銀行さんの
資料に戻りますが、米国と日本は違うものの、Austinの地方創生の手法は参考になります。また、シリコンバレーでも聞いたのも「そもそも産業が無かったから」、シリコンバレーができたということですね。NYCでは産業があり過ぎてベンチャー村はできなかった(現在は盛んですが)ということですね。地方の産業クラスターを創っていくという取組ですね。
Austin、ピッツバーグ、チャタヌーガなどの取組が述べられています。地方創生に関しては今後深堀りしていこうと思います。
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