起業をする上では表向きは理想主義で良いが、心はリアリストになる必要がある
ということかと思えました。特に日系の方は。
「言霊の国」解体新書という書籍を井沢さんが書かれて世に出ております。この書籍自体は政治系の話なのですが、起業に置き換えてみると参考になる部分があります。全てに両面性があり、必ずしも悪いわけではありませんが、日系の場合「言霊」(言ったことが真実になる)と「穢れ」精神、また、議論を避ける「和」ところなどの特徴があると。
何が言いたいかと言うと、例えば比較的、Political Collectness系に関して思考停止し易いというところでしょうか。それを言ったらおしまいよー。ではないですが、言って良くないこともあるでしょうが、悪い事もちゃんと言い、そこでしっかり議論するというところが必要とも思えます。これは人にもよりますが、「そんなこと言うんですか!!」となり思考停止する人は良く見ます。
つまり、色々なタブーを排してちゃんと議論する(自分を否定されたと思って怒らないで!)というところがなかなかできない部分がある。特に01BoosterはVCではありませんからそのビジネスプランに突っ込みたいとか、穴を見つけたいわけではないので、素朴にこの場合どうなのか?という話をしているわけです。特に
モヤモヤ状態は突っ込みどころ満載なので突っ込まれるわけですが、そこでディベートしてしまったら!せっかくの他人の知見を取り入れられなくなる。
理想はともかく、リアリストとしてお話できると良いですね。というのは起業の場合、どうしても生き残るのが大変ですのであまりにも理想に走ると生きていくのが厳しくなるからです。これは「言霊」の問題が有りますね。
次に「穢れ」に関しては、本来の意味とは少し異なりますが、「クラフトマンシップ」と置き換えたほうが分かりやすいかも知れません。モノズクリはものづくり。ITはIT、音楽は音楽。とその分野では非常に高め合うんですが、他の分野を認めないところがある。この結果、視野が狭くなる傾向があると思うのです。もちろん、クラフトマンシップは日本の良い所でありますので、それ自体がNGではなく、クラフトマンシップが強いなら、オープンイノベーションを否定せずに、餅屋は餅屋という考えを持ちましょうということになります。これは地方・地域にも言えますね。その地域の人が一緒に居ないと本当に組みづらい。わかるんですが(この地域問題は特に日本に依らないですね、よそ者というもので)。
とにかく、タブーを捨てて「議論する」こと。自分たち以外の地域や産業に関して興味を持つ「多様性」、理想は語りながらもちゃんと足元をしっかり現実的に見ていく「リアリスト」この3点を特に意識していくと良いのでは?っと思います。
象徴的な話で恐縮ですが。。。
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