起業に会社員の経験は役に立ちますか?

2019.10.22

もちろん、全体としては少数派でしょうが、増えているか?はともかく、起業に向かわれる人は一定量はいると思います。ちなみに、先日参加した東京系のメンタリング大会で、起業家予備軍の皆さんにお会いした感じではそのハイスペックぶりにちょっと驚きを感じました。

起業、独立するに当たって会社員や雇われる身の経験はどの程度役に立ちましたか?」という記事(というよりもQuoraへの回答)がありました。良い内容なのでご興味のある方は。多分、私よりも一世代後の方なので感覚はだいぶ違うのだろうと思います。

先の東京の集まりで某企業から起業を検討されている若手が「今の会社が嫌いとかではなく、最新系・デジタル系だとどうしてもやり難いので起業を・・」というコメントでした。私のように行くところがなくて起業に至った人とは大きく違います。

さて、記事と同じように会社員の起業におけるプラスとマイナスの1−3位を書いてみます。多分、冒頭の記事は若い世代、私の方は中高年世代です。また、記事ではスモール(といっても数十億円はスモールでもないですが・・)起業の場合であるので違いはあると思います。

起業前の会社員でマイナスなことベスト3

正直あまり思い浮かばない・・

1位時間!。確かにこれはあります。できればもう5年ぐらい早くこっちの世界に来ていればよかったと思います。失敗も織り込むと1つの起業をある程度軌道に乗せるのに3−5年はかかるので、5年あれば1回多くバッターボックスに立てる。最近は状況も変わってきたので、30歳ぐらいで起業かスタートアップにジョインってのはありかな?と思います。

2位商売、マネタイズなどの勘が弱い。記事のように長くいたらリスクを避けるようになるのか?はわからず、仮に入社3年ぐらいでもあまり変わらない気もしますが、確かに長くいすぎるとそういう気持にもなるかも?と思いますが、私的にはこっちの感覚が鍛えられづらい点がありますでしょうか。

3位マネージメント経験。起業系の人はあんまり会社で出世できない人も多いのかも?と思います。となると、このマネージメントというか、部下を沢山持ち、周りを動かしていくという経験はつきにくいかも?です。

起業前の会社員でプラスなことベスト3

1位スキル・経験。これは大きかったなぁと思います。海外、技術系、大組織の課題・力学の理解、などなど、様々な経験はとても役に立っております。ありがたい話です。

2位マネージメント経験。出世はあまりしてませんが、ある程度人を動かすことはできたかな?と思います。起業におけるマネージメント・リーダーシップとはだいぶ異なりますが(会社では一緒に働く人を選びづらい、起業では選びやすい)、参考にはなると思います。

3位大きな組織や日本の良さ。どのような会社に勤めたかにもよるでしょうが、大組織の効率、また、日本の良さなども後々振り返ってみると知れたと思います。結果的に起業もスケールを目指すのであれば大組織になるわけです。となると、その一つのミライの形を見ておくのもよいかと。

人・年代により差はきっとあるのだろうと思いますが、私は、会社員経験はとても起業に役に立ったと思っております。

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