「やったつもり」や「分かったつもり」を考える

2018.08.29

我々はどんな位置にいるのか

なかなか難しい問題です。「シリコンバレーの日本企業が陥る、10のワーストプラクティス」は広く流通している話と思いつつ、なかなか変わりそうにはないところです。最近は深センなどの視察で同じような状況でしょうか。

とある深センにいる大手企業と連携しているベンチャー企業に話を聞いたところ、

中国大手企業と付き合うのはたいへんだ。動きが遅い。でも、まだ、やろうという意気込みがある。アメリカの大手企業?Much Slowerだ!

つまり、米国の大手企業は中国の大手に比べて(会社にもよるでしょうが)更に遅いというのです。では、日系は?と思いますが、これはこのあたりまでで。

やったふりというもの

少し古い記事ですが「シューカツから事業仕分け、円高対策に原発までなぜ日本社会では「やったふり」が横行するのか」に手厳しいコメントがあります。ただ、なんで「やったふり」で済むのか?に興味があるところです。すくなくともベンチャーで「やったふり」すると(そういうこともゼロではないでしょうが)潰れてしまいます。ここでは組織の硬直化というのが原因とされておりますが。「日本はなぜ「起業後進国」に成り下がったのか」も一つの考えですね。制度疲労というものとも思えます。戦後に構築されたシステムがそろそろ(前から?)厳しくなってきたとも思えます。

わかったつもり

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」というのも趣深いですね。ざっくりした内容はこちらに。なんとなくですが、まだまだ余裕があるのか?あるいは延命により余裕があるのか?(多分両方?)と思います。

成長することが正しいとも思いません。しかし、多分、延長線上に未来はないのでしょう。

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