01Blog / 良識という名の未来の非常識を捨てて、未来には常識となっている今は狂っているビジネスを追え!

2016.03.14

今は狂ったアイデアというエントリーがあります。課題定義・問題定義というのが非常に重要ですね。

1. 過去からあった狂ったアイデア・市場

ペットボトルの水は30年前であれば狂ったアイデアでしょう。日本では誰もそんなものは不要でアホか?と言われるでしょう。水道の水質は過去よりも上がっているでしょうし。なぜ、ペットボトルの水は今はあるのでしょうか? 新しい市場のつくり方という本にはこのような例が沢山書いてあります。例えばウォシュレット。これもトイレの水回りに電気製品を入れるので最初は総スカン。水泳帽など。今は当たり前ですが実施した当初は「狂ったアイデア」と思われたものです。

そうです。良識者によって狂ったアイデアと思われていた「過去」にはこのような「文化」が無かったのです。

2. 大型のビジネスモデルは評価が難しい

上記に紹介した過去には狂っているように見えるが、現在存在している「文化を創る」型のビジネスアイデアは非常に評価が難しいです。ほぼ全員が30年前にはペッドボトルの水を大反対するでしょう。特に大きな企業では「良識という名の未来の非常識」がまかり通っており、このような大型のビジネスを推進するには「変人」に頼らざるを得ません。なかなか大型の新規事業が大手企業から生まれないのも仕組み上しかたがないことです。よほど、狂ったアイデアを認める仕組みがあれば別ですが。

現在はロボットクリーナーはたいへん流行っています。実は私は日本で初めてロボットクリーナーを扱いました。2000年の初頭です。とても高価なものでした。その時の市場の反応は大否定が繰り返されました。

つまり、文化を変えるような大型のビジネスは既存の「良識ある」人たちには理解されないのです。

3. ではどのようなものか

最初のエントリーが面白いです。

① まずは言葉で言い表す良い言葉がないビジネス

その時点では言葉で上手く言えないようなものです。製品やサービスのブランディングやわかりやすさの逆を行きますね。

② それまでに誰もそれを定義したり、問題と捉えていない

ここはセンスの問題も出てきますが、良識という名の未来の非常識と戦う必要がありますね。問題の再定義です。今は認識されていないがそこにあった問題を発見することです。

③ 但し、それは正しくないとならない

今は認識されていないが、しかし、正しいアイデア(②に対して正しい解決策を出す)ものである必要があるということですね。下図のようなイメージです。


https://austinstartups.com/finding-billion-dollar-secrets-95fb2b6489fb#.79hfphwy3

There are only two ways to live your life. One is as though nothing is a miracle. The other is as though everything is a miracle. 人生には道は2つしか無い。一つは全てが常識として生きること。もう一つは全ての事が奇跡であるかの如く生きることである。 by アインシュタイン

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