【01Blog】臆病だから起業するのではないか?

2015.09.01

実は臆病だからこそ起業するのではないか?という仮説。

私はバブル崩壊後の大リストラを味わった時に覚えている事の一つに某大手電機メーカの方が、

こんなんなら自分の事をもっと考えて自由にやっておくべき、勉強(準備)しておくべきだった

という言葉です。

起業しないまでも社内で活躍している人には「政治力」と「突破力」があると思います。起業は手段ですから社内か社外かは自分のやりたい事に対してどちらが有利か?という事に思えます。もちろん、会社員ではそこまでの収入は達成できませんので、単純に「お金が欲しい」あるいは「事業を立ち上げてみたい(時にゲーム的に)」と考えて起業する人も居るでしょう。それはそれで良いでしょう。

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社内で突破力のある人は、例えば、上司がダメならもっと上とか、社外活用するとかあの手この手で自分の目的を達成しようと行動しますので、それはそれで必ずしも時の社内でよく思われない場合も多いと思います。時に「異端児」扱いです。これもリスクを取っているということになるでしょう。

ただ、これらの行動は必ずしも勇気があるとかリスクを取っているということになるのでしょうか?例えば転職に至っては社内で「何か新しいことに」活躍していた人の方が有利でしょう。つまり「異端児」になることこそリスク回避なのです。

起業に関しても自分の実施したことは(企業価値=株価という形かも知れませんが)自分のアセット(資産)として蓄積されます。また、私もこちらの世界に来てわかったのは、転職とかにかなり有利な事です。ベンチャー間で移動できますし、人的ネットワークも極めて広くなるので、伝でどこかが拾ってくれる可能性が圧倒的に会社員よりも高い。

となると、起業にしろ社内で頑張るにしろ、リスクを取っているように見えるが、実は臆病だから「リスク回避」しているのではないか?と仮説できるのです。

少なくとも私は売上をダダ落ちにした会社で給料アップをするのは自分がダメになりそうで物凄い怖かったし、実力がつかない事をするのも怖かったです。結局、これってリスク回避・臆病だったのではないかと。とても恐いので落ち着かず、涙目になりながら、おっかないけど行動する的な。結局そうだったのではないのか?と思えるのです。

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