まずは場を暖めていくことが必要だと思えます。
コトの共創ラボの定例会を博報堂さん、NTT西さん、ニフティさん、スカパーさんと実施しました。
新規事業を興していくことは多くの企業にとっての課題であり、その一つの手段がベンチャー企業とのコラボレーションですね。
ベンチャー企業(スタートアップ)と大手企業のコラボレーションは巷を賑わしているものの実際にはそこまで進んでいるわけではありません。ベンチャー企業と大手企業で異なる点は多々ありますが、特にコラボレーションを難しくする要因を3つあげると下記になるでしょうか。
(1) スピード
(2) 意思決定の方向性
(3) 真剣度
スピードはCEOが決断すれば事が済むベンチャーでは5分でも、非定常であれば企業なら1日では難しく、1週間、場合により半年かかることもあります。意志決定の方向性はリソースの乏しいベンチャーでは市場の声をベースに決められますが、企業では社内向けの要素が大きい。特に多くの企業と話してわかることは必ずしもベンチャーと組むことにポジティブな人は多くはなく、むしろ殆どの人が反対するというケースが少なくありません。そのような中での新規事業担当者はインセンティブが無い状態で動きますからベンチャーとはより話がずれてしまいますね。
もちろん、新規事業の一手段ではあるものの、起業とGDPが相関関係がある以上、多くの企業には避けて通れない道なので、これをどうするか?ですね。
一つの解は、とにかく場を暖めるということかと。多くの文化を変えるような大型の流れはそもそも誰もそんなことに理解がない状態で進みます。なので、まずは場を暖めるということを大手企業の心ある人達と進めていくのが良いだろうなぁと思ってます。