事業創造・起業に必要な父性原理と母性原理
前にある投資家の方の話として、その会社にマドンナが居るかどうか?をみるという話を聞いたことがあります。男性・女性という話というよりは、ここでいうマドンナとは母性原理の存在があるか?ということだと思います。逆もそうでしょうね。
人間科学大辞典によると父性原理は・・・
父性原理とは、「切断する」機能にその特性を示す。それはすべてのものを切断し分割する。主体と客体、善と悪、上と下などに分類し、母性がすべての子供を平等に扱うのに対して、父性は子供を能力や個性に応じて分類する。極端な表現をすれば、母性が「わが子はすべてよい子」という標語によって、すべての子供を育てようとするのに対して、父性は「よい子だけがわが子」という規範によって、子供を鍛えようとするのである。
このようにして強いものをつくりあげてゆく建設的な面と、また逆に切断の力が強すぎて破壊に至る面と、両面をそなえている。
経営における父性と母性の関係はここに記載があり、参考になります。
特に事業創造・起業に関して、更に立ち上げ時期には父性原理がすごく強く働くと思います。まずは生存しないとならないので。但し、ある程度成長してくると父性原理だけには限界があると思います。「圧倒的な成功者は「無遠慮で嫌なヤツ」ばかり」記事も面白いです。ジョブス、マスク、ベゾスは多分、父性であろうと。もちろん、それに追従するサポート(母性より)も居たと思います。
何が正しいかはわかりませんが、およそうまく行っている組織には父性的な人格の人と(ビジュナリストで人を惹きつけるが)、求心力のある母性型の人の組み合わせが必要なんだと思います。ユングの心理学のアニマ・アニムスが補完になっているというので結構納得できます。
できれば誰もが偉大な会社を創れたら良いでしょう。ただ、創業者の夢を追うだけで良いのか?というとそうでもないでしょうね。会社、社会、顧客の三方良しの状態を創るためにも父性原理と母性原理をバランスよく会社の中に形作っていく(人的にも、文化的にも)と良いですね。
成功者ではなく、価値のある人間になろうとするべきだ by アインシュタイン