スタートアップ(起業家)は当然冷たくされる。それを嘆いても仕方がない。事業創造にこそプライドを持とう!
最初に断わっておくと
人にもよります。なので、
大手企業を含めた大型の組織の人が全員冷たいわけではありません。それに大手企業にも都合がありますよね。多くの中小企業の人が同じような理由で大手企業を嫌う傾向にあります。気持ちは痛いほどわかりますが、これはこれで大きな問題です。日本は経済後退しているのです。協力しあわねば産業が分散するので総合力が出ません。最初に言いたいのは、自分のプライドにこだわらず、
大きな大志を持って事業創造にこそプライドを持とう!ということです。世界は多かれ少なかれ・形は違えど純粋な努力は認める傾向がありますから。
Boys be ambitious..
さて、こちらが小さな所帯だとそれをナメてくる人も居るでしょう(大手企業出身の起業家の方へ
何が変わるのか)。努力しているし、リスクも取っている。(多くの場合お金持ちではない)ベンチャー企業では生活の不安も抱えている(家族だって居るでしょう)。そんな状態であると泣き面に蜂的な気分になりますね。個人的には言い方は悪いですが、これは差別のようなものだと思います。問題はあからさまな時はともかく(私も、前のITベンチャーの時に、なんだ人の権威が欲しいのか?とか某調査会社の人に蔑まれたり、某地方銀行に、海外のことを聞かれた時に、単純にそれなら私がお話しましょうか?と言った時に「おたくの会社何人」「え?それじゃぁちょっと」と
借り入れ頼んでないし!的な悲しい気持ちを味わったことは多々あります)、多くの場合、無意識に小さい組織はステータスも低いという日本の文化に起因しているところでしょうか。特に無意識に下請け的な扱いを大手企業はしてしまうので、この点はかなり意識する(無意識なので)必要はあるとは思います。崇める必要はありませんが、大手企業がベンチャーと付き合う時は特に。
大手企業主催のアクセラレーターやその他イベントで、ベンチャーと協力しようと口では言っているが、
上から目線で言われたというのは良く聞きます。
本気でベンチャーと組もうという方も大手企業にちゃんと居ますので、これは人によると思います。ここで、大手企業は〜。と批判に走ってしまってもイケないと思います。
昔、
ミスターソウルマンという映画を観たことがあります。これは白人が黒人に変装して奨学金を取り、それにより、実際には取れるはずの女性が奨学金を取れずに、という恋愛映画です。ここで黒人の教授が言ったセリフを思い出します。正確には覚えてませんが、内容は「差別に怒っても仕方がない。仮にそうだとしても白人の2倍努力をすれば良い。そうすれば変わる」そんな感じだったかと。変えられないものよりも変えられるものに力を注ぎ、事業創造にこそプライドを持ちましょう。そして自分たちが成長したら次に出てくる起業家を助けてあげましょう。

何故なら世界を変えるのはあなたたち起業家なのですから。
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