日本という国があったよね?となりかねない状況を前に奮起する日系起業家、イントレプレナーたちを追う!
今回はカンボジア、マレーシア、タイに行かせて頂きました。カンボジアは華僑の時代から中国とのつながりが深く、華僑の方が活躍されております。日本人のプノンペン滞在は2,000名程度と少ないです。ベトナム、タイ、マレーシアと比較するとカンボジアは中華系の色が強い傾向が見受けられました。
韓国資本のディベロッパーやLGの看板が並ぶカンボジア
韓国はK-Popなどのコンテンツやドラマと共に国家戦略で入ってきますので、なかなか強いです。国の中の競争も烈しいでしょうから、東南アジアに活路をというのは良い戦略だと思います。
韓国資本の飲食店(カンボジア)
Samsungの広告が並ぶショッピングモール(カンボジア)
中華系は歴史的に東南アジアとの関係が深いですし、最近は政府主導で様々な援助が東南アジアにもたらされております。
中華系の飲食店(カンボジア)
もちろん、日本勢も頑張っては居ます。カンボジアには大きなイオンモールもできております。
イオンモール(プノンペン)
中国と韓国は自国のために頑張っているわけで、これは見習うべきですし、日本勢も頑張っておりますが、中国、韓国の勢いに比べると
日本という国が過去にあったかな?という状況に近づいているとも言えなくもないです。カンボジアではNPO的な活動を通じて日本人は何か良いことをしてくれるという印象が地元では持たれていることはあるのですが。。。
日本は国としてのまとまり感が無いものの、
中小〜中堅企業で気を吐いている存在を感じます。まずは
i-Glocalの松村さん(@カンボジア)。i-Glocalさんはベトナムやカンボジアへの進出や会計のサポートをしておりますが、定着が難しい現地の方の活用を極めてうまく進めている会社です。ちゃんと目標設定を行い、日本人とカンボジアやベトナムの人が差のないような人事制度を取られている。単に安く現地の人をという考え方とは異なります。まさに三方良しの近江商人モデルですね。松村さんもカンボジアの現地事情にとても詳しく色々お教え頂きました。まさに、日本の若手グローカリストを体現されているようなお方です。
一番左が松村さん
次がタイの
エコリング社の伏見さん(
エコリングタイランド)。エコリングさんはリサイクル業界でも先進的な活動をされております。チャレンジできる環境、
中東からウガンダまで出ております。このような大胆なチャレンジをする中堅企業がまだまだ日本にあることをとても誇りに思います。我々に夢を与えてくれる存在だと思います。
右が伏見さん
最後がタイで気を吐く「
私達の希望」二人の若き起業家たちを紹介します。
右から越さん、若井さん
若井さんはタイの女性向け化粧品の大型メディアの
コスメネットの運営もされており、最近は東南アジアで手広く
E-Commerceを立ち上げられている新進気鋭の起業家です。一言、とにかく「忙しい!」とのこと。とても行動力のある方ですので、ものすごい活動量と思われます。確実にアジアで雄になっていくのであろうと思います。
JobTalentを運営する越さんは最近、
ブログにも取り上げられております。元々NYC生まれですし、英語も堪能。タイ語の実力もしっかりと伸びており、アメリカ人、タイ人を含むインターナショナルなチームをタイで率いております。能力抜群、まさに、日本を代表する海外起業家に成長する未来が待ち受けていますね!
もちろん、個々に人知れぬ苦労はあると思うのです。ただ、総じて言えることは夢を追っている人たちは「
輝いている」ということです。もちろん、彼ら全員が日本のためにという意識で動いているわけではないでしょうが、
日本の起業家や新規事業担当者に夢を与えていることだけは確実だと思います。
地元に貢献するという近江商人の三方良しの精神を大切にしながらも、夢を追う人々を01Boosterは応援したいと思います。皆様、お忙しいところたいへんありがとうございました!アジア最大の事業創造アクセラレータを狙って我々は活動していきます。
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