【01Blog】イントレプレナーという「いばらの道」

2014.09.20

イントレプレナーという「いばらの道」を行くという選択 日本にも新規事業を興せている会社はあると思います。イントレプレナーというものもあり得ます。一つだけ気をつけなければいけないのは国際競争というもので、国際競争を考えた上で純粋なイントレプレナーというのは正直今後の日本ではもう時代遅れになるかも知れないと予感してます。もちろん、それをイントレプレナーとは言わないかも知れませんが、社長自ら、または社長が相当の権限をその人に与える形でのイントレプレナーは存在するでしょう。 精神論はおいておくと、もっとロジカルに考えた場合、問題は世界が新規事業を外部リソースに切り替える傾向があり、世界的な人材争奪戦が始まっているという現実をどう考えるか?だと思います。日本しか競争のない領域や産業であればこの限りではないでしょう。そういった意味では簡単に国境を超えてしまうIT系とかのバックエンド周りなどの新規事業を内部リソースで実施するのはたいへん恐縮ですが、場合によりマネージメントが国際社会をご理解されていない可能性があります。 たまに、企業の中で非常に大きなビジネスを(イントレの範疇を超えるような)手がけておられる方もいらっしゃるので、必ずしもイントレプレナーができないか?と言われるとそうでもないんですが、相当の政治力が必要だと思えます。これは地域レベル、国家レベルの価値を持ったものならば良いですね。 国際社会の話を少し置いておいて、世界に日本しか無いと仮定すると、一般的に企業の新規事業というレベル(規模は大きいが50-100億クラス)は権限移譲ができていたり、イントレプレナーを行う人へのインセンティブ設計ができていたり、平気で降格人事が行えるような人事制度があれば可能だと思えます。 しかし、多くの企業がそのようなものは持ってませんので、社員の「信念」に頼ってしまうところです。これは問題ですね。最大の問題がイントレプレナーの大半の部分が政治力となり、スペシフィック要素が強い。もちろん、他の会社でも落とし所を見つけて社内を説得していくのは必要なスキルですので使えると思います。転職上は有利になると思います。年齢にもよりますが、職務経歴書に書くことが多くなりますし。 一方、大半が市場との対話となる起業と比べてあまりにもそのプロセスが違うので、残念ながらイントレプレナーをどれだけ実施しても起業をする場合は、ゼロからということになるかと思います。 社内で事業を何個も立ち上げたから、自分は起業も分かるという人がたまに居ます。もちろん、全くわからないわけではないと思います。しかし、それはあくまで一部の能力を持っているだけです。この点を勘違いしている人が非常に多く思えます。そのような人が起業の世界に出てきて右往左往するのを大量に見てきました(起業ではなくCOO以下や従業員としては良いスキルをお持ちと思います)。 今一度、イントレプレナーと起業とは違う事を理解し、イントレプレナーは起業のステップにはなるかも知れないが、あまり足しにならないと思って起業された方が良いと思います。社内新規事業等で活躍されたシニアの方は特に。 やはりどんな場合でも給料が出て安定して(少なくとも家族の心配で寝れない夜は過ごさない)事業に取組むのと、給料が出ないところでは全く異なるものだとその点だけでも覚えて置いて頂ければ幸いです。 多くの人を露頭に迷わせないように。

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