DeNAの南場さんの
不格好経営という本を読んでみました。
多くの日系のStartupの人がなかなか南場さんのようなスタート(上司が大前研一、SONYの出井さんに電話できるレベル、ハーバードMBAも簡単)は切れそうになく、リソースレスというよりは、リソースフルに近いな?と思えるところも多いのですが、世界を見渡すと南場さんでもOne of Themであり、更に優秀ですごい経歴の人がStartupをやっている(経歴や学歴はともかくも極めてIQが高いとか)ので、世界で戦うことを考えると兜の緒を締める気分でしょうか。
さて、もちろん、本に書かれていることがそのままかは私はDeNAに務めたこともありませんし、人によって見方は変わるでしょうが、いくつか参考になる点がありました。
失敗を許容する、あるいは失敗した人に更に大きな仕事を与えられるような企業は新規事業を産める
マネージメント型になってしまっている会社には難しいですが。。評価制度そのものにも響く話ですね。
ビジネスのオーナシップを持たせる
個人的には、Startupでお金がなくなる経験をしながら事業立ち上げを行うよりも、仮に給料が保証されていて、新しいことができるのであれば企業の方が良いようにも思えます(
但し、ビジネスを立ち上げる能力は付いても、起業の実力は付かないので勘違いしてはいけない)。このオーナシップを持っているかどうか?というのは大きいですね。企業に入ると、自分の仕事に人事のような印象を受ける方も沢山居ますし、社長がいうからとか、自分がではなく、人がというのが多い。オーナシップを持っているかどうかは非常にモチベーションを左右しそうです。
女性起業家向け(経営者といったほうが良いかも知れませんが)の示唆も結構含まれておりますし、コンサル時代のことがノイズになってかなり自分でその頃のことを忘れたということも書いてあるので、良い部分もあるんですが、MBAやコンサルタント自体が、起業に必ずしもプラスにならないという目でも見れると思います(
いずれにしろ、これも経験しないとわからないことですが)。
南場さんのお言葉ではありませんが、下記の言葉は良いですので、ご紹介しておきます。
"
選択に正しいも誤りも無く、選択を正しかったものにする行動があるかどうかだけ"
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