GotoJapanという海外向けインバウンドメディア(共同代表が運営をしている)が5万いいねに達してわかったことがブログにまとめられております。
1. 外国人のコメントから分かったインバウンドにおけるイノベーション
Facebook Pageの運営から分かった「外国人のニーズ」に関しては2.に抜き出しておきます。ここに記載しておきたいのはインバウンドメディアにおいて外国人目線(新しい外部リソース)が入ったことによる日本コンテンツのアピールに関してのイノベーション(新しい気づき)です。少し自分なりにまとめてみました。何かの参考にされてください。
- ゴミが落ちていないという日本としての良さは最初は気づかなかった。日本人にとってなんの変哲も無い駅、市街地などから。
- 単純な弁当屋の弁当が極端にウケることも最初は気づかなかった。外国人は日本の何が好きか?と聞かれると「コンビニ最高!」というとか。
- 日本語を使いたいニーズが有る。コメントにローマ字表記だったりであるが日本語でコメントが付く。これも気づかなかった。
- 日本に関しての知見差が極めて大きく、羊蹄山を載せても「富士山!」と言われるし、「スーパ日立」を「新幹線」という人もいる。一方、なんでそんなところを知っているのか?という日本通もいる。リクエストも群馬、仙台、熊本など多肢に渡る。「住んでいた」「留学していた」、「友達がいる」など、大きな目線と小さな目線の2つが必要。
- "Kawaii"や日本の美女は相当ウケる。これは良いか悪いかよりも、「日本のイメージ」に近い。
- アキバはウケる。但し、ニュアンスが難しいが、これはアキバ好きが沢山いる(世界の日本好きは日本のサブカルが好き)のではなく、「日本のイメージ」というものにアキバが近いからと解釈している。このため、サブカルをダイレクトに載せてもたいしてウケない。
2. 外国人の日本に関してのニーズ例(ブログより)
- 留学を対象に日本の大学に関して知りたいというニーズがある。
- 日本語を話したい(Arigato, Oyasumi, Ohayo程度でも)、書きたいニーズが有る。
- 日本人の目線で外国人が面白いであろうと「野心」的なものが心に浮かんだものはウケない。
- 純粋に外国人が何を喜ぶだろうと考えた物はウケる。
- 弁当、富士山、新幹線、桜、秋葉原、東京タワーなど日本的なものはウケる。
- 一方、「着物」とかになるとなかなか。。伝統品はこれは日本人が思うほどウケない。但し、ダメではない。期待値の違い。
- 特に日本の食事(洋食は今ひとつ)はウケる。立ちそばみたいなものでも。
- 神社仏閣はウケますが、続くと飽きられる。
- 「綺麗な写真」確かにウケる。でも、観光地の明らかに「撮ったぜ」という写真も良いし、ウケルが、本当にそうでしょうか?メディアの性質にもよります。なんの変哲も無い市街地の写真。800いいねを超えて付いている。東南アジアの方からのコメントであるが「ゴミが落ちていないこと」「自分が住みたい」とあります。よく見ると確かにゴミが落ちていないのです。こんなことはなかなか海外では無く、このような「日本の良さ」は日本人にとっては当たり前でなかなか「日本人」には気づかないものです。着飾った写真や情報も良いと思います。一方、このような情報も同じように求められていると痛感しております。
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